秋田県能代市は、庁舎整備事業基本設計業務の委託に伴う公募型プロポーザルを実施した結果、ヒアリングを要請した5者の中から環境デザイン研究所・設計集団環協同組合・ライフデザイン建築研究所JVを最優秀提案者に特定した。次点は佐藤総合計画だった。履行期限は2014年3月25日。新庁舎は14年度中に実施設計を完了させて着工する。16年8月の完成を目指す。改修する既存の第1庁舎は同年9月に着工し、17年3月の完成を予定している。
プロポーザルには9者が参加。うち8者に提案書の提出を求めた。このうち1者が辞退したため、7者の提案内容を書類審査し、5者をヒアリング要請者に選定した。25日に能代山本広域交流センターで公開ヒアリングと最終審査を実施した。
1949-50年にかけて建設した既存施設の老朽・狭あい化に伴い新庁舎を建設するとともに国の登録有形文化財の指定を受けている昭和初期に建てられたRC造建築の第1庁舎(RC造3階建て延べ1735㎡)を改修する。同じく登録文化財の議会議事堂(木造2階建て延べ884㎡)は、新庁舎建設と並行して減築後に耐震補強し、大会議室とする。
新庁舎はRC造4階建て延べ8600㎡程度。CASBEE(建築環境総合性能評価システム)Aランク以上を目指す。概算工事費は27億7100万円程度。基本計画策定支援はウヌマ地域総研が担当した。建設地は同市上町120ほかの敷地約2.4ha。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年8月1日
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