国交省、地方自治体らが構成する「東京湾再生推進会議」の海域対策分科会は、「東京湾・海(Umi)をみんな(Min-na)で愛(I)するプロジェクト」(UMIプロ)を開始した。東京湾の公有水面を一時開放し、アマモ場の再生に取り組む民間企業を募集。生物多様性を確保するとともに海への理解や関心を高める。応募要項は30日まで関東地方整備局港湾空港部沿岸域管理官室内で配布・受け付ける。開放期間は10月から2014年3月末までを予定している。
同事業は、横浜ベイサイドマリーナに隣接する公共水域の横浜市金沢区白帆の人工干潟(約200m×約100m)で、NPOや市民などの多様な主体と協働し、アマモ場の再生による環境改善に創意工夫あふれるアイデアを持ち、自らも積極的に取り組む企業を具体的な提案とともに募集する。公有水面を民間に開放する日本初の試みで、東京湾の再生のため官民連携を柱にした「東京湾再生行動計画(第二期)」の施策の1つとして企業、NPO、市民などの協働による積極的な取り組みと海域環境の改善に期待している。
応募要件は、▽ルールを守り熱意を持って取り組める▽NPOや一般市民など多様な人々と協働で実施する体制▽実施から安全管理まで応募者の責任で実施▽活動終了後積極的な活動報告ができる▽活動費用を民間企業が負担できる--の5項目となる。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年8月21日
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