トリエンナーレ会場周辺の名古屋、岡崎を中心とした8つのエリアにある建築物やインテリアの主要スポット155件を紹介。テーマの一つである「記憶」を想起させるように、既に失われている作品まで取り上げていることが特徴だ。
このほか、名古屋地区の建築物を徒歩で巡る際や、岡崎地区を始めとした三河地方の建築物をレンタカーで巡る場合のモデルコースを提案。「美術と建築」「建築学会賞と名古屋」「地下街」など12のコラムも盛り込んでいる。
建築作品を読み解くガイドとして、トリエンナーレの枠組みにとどまらない、まちなかの魅力を訴えている。「建築を楽しめるスキルを身につけると、まちなかは終わらない展覧会としていつも目の前に広がっている」(五十嵐芸術監督)という。
(美術出版社・840円)
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年8月20日
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