日本鳶工業連合会(永井克弘会長)は8日、太田昭宏国土交通相を前に「祝い木遣り」を披露した=写真。神奈川県鳶工業連合会の木遣り師5人が美声を響かせ、新年の始まりを祝った。
日鳶連が新年のあいさつを兼ねて国交省を訪れ、祝い木遣りを実施。木遣りは仕事が完成した際に歌う労働歌で、800年前から口伝えで受け継がれてきている。
今回は『君万歳』と呼ばれる曲を披露した。太田国交相のほか、高木毅副大臣や増田優一事務次官、足立敏之技監、原田保夫国土交通審議官、佐々木基土地・建設産業局長、吉田光市建設流通政策審議官も参列し、披露後は全員による手締めで結んだ。
太田国交相は「伝統の木遣り唄を聞かせてもらい、江戸の街の風景がよみがえるようだ」と感想を述べた上で、「インフラの整備は命と国土を守り抜く生活の基盤として重要であり、2014年度予算などでも費用を確保した。木遣り唄にあるとおり、鶴が飛び立つように前進していきたい」と意気込みを示した。
さらに「まちの守り手である皆さんにはこれまでに増して協力をいただき、市民の生活を守るため奮闘してほしい。鳶はその中心にいる。国交省でもバックアップしたい」と鼓舞した。
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