京都府建築士会(衛藤照夫会長)は、2回目となる「京都建築賞」の募集要項をまとめた。応募は2月1日から同14日まで同会の京都建築賞事務局で受け付ける。3月に書類審査を実施して入選作品10作品以内を選出、最優秀候補作品3点を決め、4月の現地審査を経て、5月に最優秀賞1点、優秀賞2点を公表する。
応募資格は、応募作品の設計者(連名可能、団体名での応募は不可)で、同会の正会員であること。応募料は1作品につき5000円。応募時に入会する場合は、入会金を免除し、当該年度の会費を2500円に減額する。
対象建築物は、府内で2009年1月1日から13年12月31日までに竣工し、完了検査済みであること。規模や用途、新築・増改築などの制限は設けず、過去に他の賞を受けた作品の応募も認める。
審査委員会は、岸和郎氏(京大教授)が委員長を務め、櫻井潔氏(櫻井潔建築設計事務所・ETHNOS主宰)、辻村久信氏(京都造形芸術大教授)、中村義明氏(中村外二工務店代表)、文山達昭(京都市職員)、堀木エリ子氏(堀木エリ子&アソシエイツ代表)の計6人で構成する。
同賞は、同会創立60周年を記念し12年に創設した。前回は京都の歴史的文脈を踏まえつつ創造性の高い建築作品が多数寄せられた。会員作品を表彰し、活動・業績を社会に周知することで、京都における建築のさらなる継承と発展を目指す。
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