日本スポーツ振興センター(JSC)は23日、「国立競技場スタジアムツアー」と題して、7月から解体が始まるスポーツの“聖地"を報道機関に公開した=写真。1964年東京オリンピックの優勝者銘盤や聖火台を始め、織田ポール、地下通路・地下トイレ、選手更衣室などをエピソードを交えて紹介した。「SAYONARA国立競技場プロジェクト」の一環として、5月末にファイナルセレモニーを予定している。
同日、JSCの事業展望などについて会見した河野一郎理事長は、国立競技場建て替えスケジュールについて、「1月から基本設計に入る」ことを明らかにするとともに「4月から実施設計を進める」とし、施設の設計が具体化してくるとの考えを示した。2015年3月に設計を完了させ、建設工事は同年10月に着工し、19年3月の完成を予定している。
現在の国立競技場(東京都新宿区霞ヶ丘町10-2)は、第3回アジア競技大会のメーン会場として58年に建設。64年開催の東京五輪メーン会場として63年にバックスタンドなどを増設して新装完成(施工=大成建設)。50年にわたり、スポーツ・文化の歴史を刻み、親しまれてきた。
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