現在は閉鎖されている常磐富岡IC |
再開通する区間は、震災で盛土の崩落や路面の亀裂が生じた上、原発事故により半径20㎞圏内にあった区間では被害の調査も進まない状況にあった。東日本高速道路会社では2012年3月以降、警戒区域から除外された区間で復旧工事に着手し、放射線量の高い区間では環境省による除染作業を待って工事を進めていた。
太田国交相は「(震災から3年となる)3月11日を前にして発表できる段階を迎えた」と評価し、残る区間についても早期の開通を目指す意向も示した。まずは「山元IC~相馬IC、南相馬IC~浪江ICは14年度内の開通を目指しており、少しでも復旧を急ぎたい」と、工事区間の早期開通を目指すとしたほか、「浪江IC~常磐富岡ICの原発から最も近い区間も、この区間の南北が開通するのに合わせる形で大きく遅れない時期に復旧させたい」とした。
また、根本匠復興相も同日の会見で「復興の加速化には大動脈である常磐道の早期供用再開が大事で、再開が前倒しすることは福島が動くことの象徴だ」と期待を込めた。
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