ナカノフドー建設は昨年2月8日に創業80周年を迎えたが、その記念事業の一環として『ナカノフドー建設八十年史』を刊行した。同社には1983年に発刊の『中野組半世紀の歩み』があり、創業からの50年間は、この「歩み」を要約し、近30年を書き下ろした。近30年は、創業者の大島義愛会長の逝去から記述されている。
近30年は、(1)新たな時代に向けた積極的な事業展開(1983-1992年)(2)バブル崩壊の影響下で経営体質の改善(1993-2003年)(3)新体制でさらなる飛躍をめざす(2004-2013年)--の3章で編集している。
3章の新体制ではナカノフドーの誕生(不動建設略史も)、リーマン・ショックの激動を乗り切る動きとして、新経営方針、海外事業の躍進、労働安全衛生マネジメントシステムの取得、東日本大震災への対応を描いている。
浅井晶社長は、「来たるべき100周年に向けて、社是の第1項目“我々は社業の発展を通して社会に貢献する"ように創業以来培われた精神を生かし役職員一丸となり社業を発展させる」としている。大島義和取締役名誉会長も、ゼネコン危機と呼ばれた厳しい苦闘の時代を振り返りながら「そして日本経済の回復とともに当社も業績を向上させ、海外事業の順調に進展し、その後のリーマン・ショックも乗り切ることができた」と一文を寄せている。
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