森トラストが京都・嵯峨天龍寺に建設する高級宿泊施設「(仮称)京都嵐山計画」の地鎮祭が15日、現地で開かれた。世界遺産の天龍寺に隣接し、敷地前面を流れる保津川越しに国の史跡名勝「嵐山」を臨む歴史的景勝地に、明治期の建造物を残しながら、絶景を楽しめる約40室の宿泊棟を新設する。レストラン、宴会場のほか露天風呂も併設するなど、京都ならではの和テイストを取り入れつつ、ラグジュアリーホテルの快適性を備える施設として、2015年1月上旬の完成、同春の開業を目指す=写真は完成イメージ。設計施工は竹中工務店が担当する。
神事では、穿初(うがちぞめ)の儀を森トラストの伊達美和子専務、鍬(くわ)入れを竹中工務店の砂川裕幸常務執行役員が行い、東洋熱工業の白石文登執行役員大阪支店副支店長、雄電社の小島兼隆代表取締役社長らが神前に玉ぐしをささげて工事の安全を祈願した。
事業はRC・S・木造(既存建物部分)地下1階地上3階建て延べ2999㎡の宿泊棟を建設する。
建設地は京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町12-1ほかの敷地5388㎡。敷地内には川崎造船所の創始者により造営された別荘などが現存している。
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