日本スポーツの聖地“国立"が7月に解体着工へ--。1964年開催の東京五輪メーン会場として建設され、以来約半世紀にわたって陸上やサッカー、ラグビーなどさまざまな競技大会に利用され親しまれてきた国立競技場(東京都新宿区)=写真。戦後復興から高度経済成長を経て今日に至るわが国の歩みを象徴するこの施設の取り壊しは、約5万4000人を収容する都内最大級のスポーツ施設の解体工事ともなる。
日本スポーツ振興センター(JSC)では今後、具体的な解体計画とともに、施工者選定方法などの検討に入る。解体規模からみてWTO(世界貿易機関)対象の一般競争入札となる模様だ。早ければ2、3月にも具体的な公募手続きの内容が固まる見通し。
工事では都心部での大規模解体事業として、リサイクルなどの環境面への配慮や騒音・振動など周辺対策がより重要視されることになる。
現施設解体後の新たなスポーツ・文化の拠点となる新国立競技場は2015年10月の着工を予定している。
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