大阪にカジノを含んだ統合型リゾート(IR)を建設しようという、大阪エンターテイメント都市構想推進検討会(座長・橋爪紳也大阪府大教授)の6回目会合が18日に開かれた。今回は、事務局である大阪府の府民文化部都市魅力創造局が「大阪におけるIR立地に向けて」と題した基本コンセプトの素案を提示し、内容について議論した。
今回の素案は、▽滞在型観光スタイルの確立と関西全体への経済効果の波及▽世界最高水準のエンターテインメント機能の創出▽東アジアにおける情報創造発信拠点となるMICE(研修・視察・会議・展示会)機能の創出--を目標に設定している。
秋にはシンポジウムを開き、素案を府民に広く公表して、年度末に基本コンセプト案を策定する。
一方、民主、自民ら超党派でつくる国際観光産業振興議員連盟では、7月末に特別立法の大綱案をもとにした概要案を作成している。
概要案は、民間事業者が建設・運営主体となって、世界最高水準のエンターテインメント機能やMICE機能、カジノなどを整備して、非日常空間を演出する施設にするというものだ。
立地場所は府が国内外事業者を対象に実施したアンケートをもとに、都心から主要交通機関で30分圏内、国際空港から60分圏内とし、敷地面積8-30haが必要だとした。
IR設置、当該地方公共団体が国に計画を申請し、申請が認められれば地方公共団体が事業者を公募型プロポーザルで選び、事業者の資金とノウハウで建設・運営するとしている。
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