2011/08/22

オノ・ヨーコさんが復興へ向けて励まし/森美術館ら主催のイベントで

オノさんは「夢」の一文字を書き上げ、震災後の思いを伝えた
 森美術館(MAM)とアカデミーヒルズは、国際的なアーティストのオノ・ヨーコさんを講師に迎えて「オノ・ヨーコ 希望の路」を開いた。
 オノさんは「東日本大震災の復興は、世界に大きな影響を与えるだろう。復興できるという自信がなくてはいけないと思う。それで展覧会のタイトルを『希望の路』とした。わたしたち日本人は、広島、長崎(の原爆投下)の世界からの孤立から、反抗の精神を持って立ち上がった。突然変異という現象があるように、どんな苦境にあっても、この可能性に希望を見いだしたい。すき間を残しておくことが大切だ」と激励を送り、政治の責任などと言わずに自分自身が世の中を変えていくべきだと訴えた。

Related Posts:

  • 震災復興で銚子のサンマ3千尾/東洋建設らが佐原市で 千葉県香取市にある川の駅・道の駅「水の郷さわら」を運営するPFI佐原リバー(緒方一幸社長)と、同社に出資する東洋建設は22日、水の郷さわらで「佐原deさんま祭り」を開いた。東日本大震災からの復旧・復興を祈念したイベントで、参加者には宮城県の気仙沼港や千葉県の銚子港で水揚げされたサンマ約3000尾のほか、香取市産の果物などが無料でふるまわれた=写真。  開会式では緒方社長が、「こうしたイベントをきっかけに新たな絆ができたらいいと思う」とあいさつし… Read More
  • 塩分含んだ津波被害のがれきを再利用できる!/早大らが海水、海砂でつくるコンクリート開発 流動性が高いことも特徴だ  津波被災地で大量に残されている塩分を含んだコンクリートがれきを、有効に再利用できる技術が開発された。早稲田大学、五洋建設、東亜建設工業、東洋建設は、海水と海砂を使う自己充填コンクリート「SALSEC(ソルセック)」を開発。ソルセックは、海砂や海水をそのまま使えるのが大きな特徴の一つで、津波被害によって海水に浸かった砂や骨材のほか、廃棄処分されたコンクリートから取り出した再生骨材も除塩せずに使用できる。  通常の工事… Read More
  • 伊東豊雄の「みんなの家1号」が完成/建築家の帰心の会が仙台でトークセッション 建築家に何ができるのか--。東日本大震災を契機に伊東豊雄氏ら日本を代表する5人で結成した帰心の会は10月25日、仙台市の産業見本市会館でトークセッション「東日本大震災から7カ月を過ぎて思うこと」を開いた=写真。当日は、帰心の会が今後展開しようとしている「みんなの家」の第1号が仙台市内に完成。内覧会も開かれた。  みんなの家の設計者は伊東氏。モダニズムに対峙するような軒と縁側のある家を造ったことがセッションで取り上げられ、伊東氏は「自分の中では悩… Read More
  • 津波の時に救命胴衣も提供! ダイドードリンコが自販機の救援機能を強化 「しゃべる自販機」が特徴の飲料メーカー、ダイドードリンコ(本社・大阪市、高松富博社長)が、自動販売機を災害時にも最大限生かす取り組みを始めた。  1台当たり約400本の飲料水を無償提供する災害救援機能付き自動販売機(災害救援ベンダー)に、1450カンデラの高輝度LED(発光ダイオード)モニターを搭載したデジタルサイネージ(電子看板)搭載のゴミ箱を併設して災害時の情報発信を強化するという。  デジタルサイネージは、行政、生活、交通、気象、イベント… Read More
  • 「再利用できるものは絶対逃さない!」石巻地区のがれき処理開始/鹿島JVの佐々木正充所長に聞く 佐々木正充JV所長  宮城県は、震災で発生した災害廃棄物を県内4ブロックに分けて処理している。最大ブロックは、鹿島・清水建設・西松建設・佐藤工業・飛島建設・竹中土木・若築建設・橋本店・遠藤興業JVが受注した石巻ブロック。約2000億円で災害廃棄物約685万t、津波堆積物約200万tという空前ともいえる量のがれきを処理する。  23日は現地で安全祈願祭が行われ、他の3ブロックに先駆けて動き出した。誰も経験したことがない業務をどうやって成功させる… Read More

0 コメント :

コメントを投稿