会場で説明する青木氏 |
青木氏は「建築というと、きちんとして、カチッとしたもの。そういうものではないものをつくろうと思った。それが『ぼよよん』だった。違う意味でのデザインだと思う。音のイメージからデザインを考えた」と話す。マングース・スタジオによると、音は「ぼよようん」と聞こえるという。34個の加速度センサーが揺れを感知して音と光を演出する。
この「第9回オカムラデザインスペースR企画展」は、東京・紀尾井町のオカムラ・ショールーム(ホテルニューオータニ・ガーデンコート)で開かれている。岡村製作所主催、同企画実行委員会(委員長・川向正人東京理科大教授)企画で毎年1回、建築家と建築以外の領域の表現者との協働をコンセプトに開いている。川向氏によると、「ぼよよん」は、耳には柔らかいが、外力を加えると形を変えて再び均衡をとって静止する物質的存在形態を想起させるという。
会期は12日まで。時間は午前10時から午後6時。入場無料。
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