2011/08/02

伊東氏もワークショップを展開/今治市に伊東豊雄建築ミュージアムが開館

テープカットする伊東氏ら
 愛媛県・大三島に伊東豊雄氏の建築模型やスケッチなどを展示する「今治市伊東豊雄建築ミュージアム」が完成した。世界的に著名な伊東氏にスポットを当てた例のないミュージアムは、4種の多面体を連結させ船のデッキをイメージさせる「スティールハット」(S一部RC造2階建て延べ約170㎡)と、伊東氏の旧自邸を移設・再現した「シルバーハット」(RC一部S造2階建て延べ約190㎡)の2棟で構成している。
 7月30日のオープニングセレモニーでは、伊東氏のほか地元・今治市の菅良二市長や建設資金を寄付した所敦夫氏、地元の小学生らの手でテープカットが行われた。式典後、伊東氏とともにスティールハットの内部を見学した地元小学生らは、「すごい」「かっこいい」と感動した様子。
 伊東氏は「子どもたちを始め、たくさんの地元の方々に来てもらってうれしい。今後はここで年2回ほどワークショップを展開し(東京の)伊東建築塾と合わせ、建築やまちづくりを考える拠点にしていきたい」と話す。
 この子どもたちの中から、未来の王立英国建築家協会ロイヤルゴールドメダル受賞者が出るかもしれない。
 設計は伊東豊雄建築設計事務所、施工は大成建設が担当した。建設地は、愛媛県今治市大三島町浦戸2418だ。

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