2011/08/11

丹青社の新入社員研修/真剣勝負の「ものづくり」学ぶ

実際のものをつくるユニークな新人研修
 丹青社のユニークな新入社員教育が話題になっている。新入社員は、外部デザイナーとコラボレーションして、テーマに合わせた什器をデザイン・企画、3カ月間で実物を完成させる。社内外の協力者と関係をつくり、ものを最後まで作り上げるこの研修法は、実際の職場に配属後も大きな力ととなっている。
 新入社員は、営業、デザイン、制作という職種に関係なく、配属が決まるまでの3カ月間、什器づくりに打ち込む。今回で7年目を数え、ことしは新入社員9人が、外部デザイナー4人、社内デザイナー1人とチームを組み、シェルフ(棚)づくりに臨んだ。
 この研修でつくったシェルフは誰でも見ることができる。9月26日から10月5日まで、東京都港区のアクシスギャラリーで、「人づくりプロジェクトSHELF展」として展示されている。2009年分から3年間の研修内容を、プロセスも含めて紹介する。開場時間は午前11時から午後7時。無料。問い合わせは、丹青社経営企画室企画広報課まで。電話03-3836-7296。

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