2011/08/01

廃材運搬に注意!/東北方面高速道の落下物が3倍近く増加

 東北方面の高速道路で落下物が激増し、管理する東日本高速道路会社は注意を呼び掛けている。同社によると特に東日本大震災で発生したと見られる廃材や鉄くずが多く、木材・鉄類の落下物件数は前年同期比(4-6月)で275%にも上る。
 一部では地震で路面状態が悪化し、荷物が落ちやすくなったとの見方もあるが、同社では「普段から高速道路に乗り慣れておらず、しっかりカバーを付けていないケースなどがある」とみて、運搬業者らに対策の徹底を求めている。
 震災復旧・復興支援の一環として東北地方の通行料金無料措置が1カ月余を経過した。同社東北支社管内では大型車を中心に、交通量が大きく伸びている。同社の調査(7月19日時点)によると青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木の6県だけで、無料化に必要な被災証明が予想をはるかに上回る353万枚も発行された。現在でもさらに増えており、各自が積荷に対しての責任感を持たないと、後続の車に重大な事故を起こしかねない。

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