首都圏での鉄筋工不足に引き続き、型枠大工の減少も顕著になってきている。日本建設大工工事業協会は、毎年9月に雇用実態調査を行っているが昨年は13%の減少、「ことしはさらに減少しているのではないか」と見ている。
ある型枠大工工事業者は「技能者が15%から20%足りない。特に型枠の解体工がいない」と話す。型枠大工、鉄筋工事各企業の稼働率は、110-120%にも達しており、「これ以上は受けられないので、断らざるを得ない」のが現状だ。加えて不足時に北海道など得ていた応援も受けられなくなっており、技能者の確保に苦労している。
これほどまでに技能者が不足するのは、仕事の単価にあるという。2009年のリーマンショック以降から、こうした専門工事業の受注単価は下がり続け、30代40代の大工は生活するにも困り離職する人が増加した。若年層の入職も減り、中堅世代が職を去れば、今後の担い手は近いうちにいなくなる。
日建大協の調査では、現在の就業年齢で50歳以上が全体の44%を占め、30歳未満は12%にとどまっている。
ゼネコンの安値受注のしわ寄せか?
返信削除最低生活を出来るだけの賃金を保証すべき!
安かろう悪かろうは中国だけにして欲しい!!
ゼネコンの安値受注のしわ寄せは勿論のこと、型枠に対する評価が低すぎる。型枠大工は技術工であにも関わらず、躯体業者で最も請負単価が安い上に施工管理が厳しく相殺(契約金額からの減額)される。
返信削除型枠大工として一人前になるには早くて3年は要する。
この状況で誰が好き好んで型枠工を目指すか?
最低単価の受注を規制すべき、
返信削除40代型枠大工職長
返信削除非常に人手不足で忙しく休みも無い状況ですが単価が思うように上がらず体がきついです、今少々単価が上昇しても来年に消費税が上がりまた仕事が激減すると思うと不安ですね、マンション販売大手デベロッパーの思惑利益に振り回されて職人として生きて行くのを考えさせられます。