企画・設計・監理などを手掛ける宮崎均+REP研究所(さいたま市)の共同住宅、テナント、事務所からなる「Poram Building」。2007年竣工のこの建物は、さいたま市浦和の新たなシンボルとして注目を集めている。
浦和区は南北に抜ける通りは多数あるが、東西の通りは少ない。今回の敷地はその1つで、本来にぎわうはずの通りは明かりも少なく人気が少なかった。研究所顧問の宮崎均氏は「この道を変えれば浦和は少しは変わるだろう」と考えた。
規模はRC一部S造5階建て延べ1938㎡。住居部には格子状にルーバーを張り、外部からの視線を遮断。プライバシーを守ると同時に建物自体の洗練されたイメージを創出した。1階の店舗部はガラスファサードで店内の雰囲気を外に伝えるとともに照明が漏れることで通りを照らす。建物を1.3mセットバックして圧迫感を軽減した。
これらの取り組みが評価され、08年グッドデザイン賞、第2回埼玉建築文化賞など多くの賞を受賞した。
宮崎氏は「建築設計は都市と密接な関係性があって、ただ建築のみを設計すればいいというものではない」とし、「街が変われば人が変わる。逆に言えば、街に影響を与えなければ大した建築ではない」と建築家の責任を大きくとらえながら、自身の出身地である浦和の街の発展を支えている。
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浦和区は南北に抜ける通りは多数あるが、東西の通りは少ない。今回の敷地はその1つで、本来にぎわうはずの通りは明かりも少なく人気が少なかった。研究所顧問の宮崎均氏は「この道を変えれば浦和は少しは変わるだろう」と考えた。
規模はRC一部S造5階建て延べ1938㎡。住居部には格子状にルーバーを張り、外部からの視線を遮断。プライバシーを守ると同時に建物自体の洗練されたイメージを創出した。1階の店舗部はガラスファサードで店内の雰囲気を外に伝えるとともに照明が漏れることで通りを照らす。建物を1.3mセットバックして圧迫感を軽減した。
これらの取り組みが評価され、08年グッドデザイン賞、第2回埼玉建築文化賞など多くの賞を受賞した。
宮崎氏は「建築設計は都市と密接な関係性があって、ただ建築のみを設計すればいいというものではない」とし、「街が変われば人が変わる。逆に言えば、街に影響を与えなければ大した建築ではない」と建築家の責任を大きくとらえながら、自身の出身地である浦和の街の発展を支えている。
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