A4に展示されている数寄屋模型 |
展示は、「数寄屋解体新書」「数寄のディテール」「数寄屋大工列伝」の3つで構成している。スケルトン状態に復元した茶室「蓑庵(さあん)」は、伝統建築を数多く手掛ける安井杢工務店(京都府向日市)が製作を担当。模型の内部に入ることも可能で、完成後は目にすることができない数寄屋建築の構造体、繊細で工夫を凝らした匠の技に触れることができる。
このほか、独特の美意識に基づいた建具や表具などを展示し、その素材や製作技術なども解説している。シアターコーナーでは、新たに制作した数寄屋大工の映像を見ることができる。
東京会場での展示は9月29日まで。その後、10月6日から11月18日までは神戸市の竹中大工道具館で、11月23日から12月28日までは名古屋市のトヨタテクノミュージアム産業技術記念館で開く。それぞれの会場で、数寄屋大工や左官職人による実演、茶室の見学会、講演やシンポジウムなどのイベントも予定している。
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