愛知学院が名古屋市中心部に整備する愛知学院大学の「名城公園キャンパス」建設工事地鎮式が22日、同市北区の建設地で行われた。中野重哉愛知学院理事長ら学校関係者を始め、設計・監理の大建設計、施工の熊谷組・名工建設JV、総合監修を手掛けた涌井史郎東京都市大教授ら約100人が出席し、工事の安全を祈念した。
曹洞宗の法式に則って行われた地鎮式では、中野理事長が式師を務め、大般若経理趣分(りしゅぶん)を転読。焼香などを行った。
続く苅初(かりぞめ)の儀は、中野理事長、小出忠孝愛知学院学院長、大野榮人愛知学院大学学長が担当。穿初(うがちぞめ)の儀を涌井教授と平田義秀大建設計社長、堀初(ほりそめ)の儀を大田弘熊谷組社長と野田豊範名工建設社長がそれぞれ執り行った。
名城公園キャンパスの施設規模は、S・RC造地下1階地上10階建て塔屋1層延べ3万3132㎡。2014年3月の完成を予定している。
既設の商学部、経営学部と、2013年4月に開設する経済学部のビジネス系3学部を集約した都市型キャンパスとする計画で、蓄電池や太陽光発電、ガスコージェネレーションシステムなど電力需給対策を考慮したシステムを導入する。隣接する名城公園からの風通しを考慮した建物配置とし、建設する4棟すべてにクールアンドヒートピットを採用することも特徴となる。
建設地は、北区名城3-3-2、3の敷地約2・3ha。国家公務員宿舎・名城住宅等跡地の一部で、愛知学院大学は昨秋、東海財務局から取得していた。
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