2012/08/27

橋梁40、橋脚240基が彩る曲線美 東海環状道の大垣西IC~養老JCT

多数の構造物で構成されたアーチを新幹線が通り抜ける
国土交通省と中日本高速道路会社(NEXCO中日本)が整備を進めてきた東海環状自動車道の大垣西インターチェンジ(IC)~養老ジャンクション(JCT)間6㌔がほぼ完成した。21日に報道公開された本線部は、舗装や通信・表示設備も完了し、総仕上げの段階を迎えている。構造は全線高架形式で、橋梁40橋、橋脚約240基が連続した曲線美を描いている=写真。総事業費は約885億円。岐阜清流国体を控えた9月15日に開通する。

◇9月15日開通へ総仕上げ

 東海環状自動車道は、未整備となっている西回り区間約77㌔中、整備を急ぐ大垣西IC~養老JCT間を2007年12月に着工し、整備局岐阜国道事務所が用地取得と本体工事を進めてきた。11年6月に「一般国道事業と有料道路事業による事業方式」が決定し、中日本高速が舗装、施設工事および養老JCTを施工している。
 同区間は、大垣ICで国道21号と接続、養老JCTでは名神高速道路と連絡し、神戸西工業団地など県内で整備が進む製造業の新拠点へのアクセスを改善するほか、観光の活性化にもつながると期待されている。また、緊急医療への対応や災害時の輸送道路として、地域の安全・安心に貢献していく。
 25日には約7000人が参加して、ハイウエーウオーキングも実施された。

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