2012/12/06

【笹子トンネル】地方管理分でも同じ構造が12カ所 国交省調べ

笹子トンネルの天井構造(作者:Marine-Blue)
国土交通省は5日、中央自動車道上り線笹子トンネルの天井板落下事故を受け、都道府県など地方管理分の同構造のトンネルの調査結果を公表した。都道府県管理が5カ所、政令市が1カ所、地方道路公社が6カ所の合計12カ所となった。今後、各道路管理者が、国が高速道路会社などに指示したものと同様の緊急点検を実施する。既に点検を実施済みのトンネルもあり、今後、点検するトンネルは8件となる。
 今後緊急点検を実施するトンネルと管理者は、次のとおり((1)トンネル名称(2)築年数(3)天井板設置長さ)。
 〈都道府県〉
 ▽山梨県=(1)国道137号新御坂トンネル(2)45年(3)2779m▽同=(1)主要地方道甲府韮崎線愛宕トンネル(2)35年(3)352m▽和歌山県=(1)国道371号紀見トンネル(2)43年(3)1453m▽愛媛県=(1)国道197号夜昼トンネル(2)41年(3)2141m。
 〈政令市〉
 ▽静岡市=(1)国道150号新日本坂トンネル(2)35年(3)65m。
 〈地方道路公社〉
 ▽青森県道路公社=(1)みちのく有料道路みちのくトンネル(2)32年(3)3178m▽名古屋高速道路公社=(1)高速2号線東山線(2)9年(3)2600m▽同=(1)(2)同(3)2100m。
 ▽愛知県道路公社=(1)衣浦トンネル(2)39年(3)24m▽兵庫県道路公社=(1)遠阪トンネル有料道路(2)36年(3)120m▽神戸市道路公社=(1)西神戸有料道路第2布引トンネル(2)20年(3)966m。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年12月6日2面

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