2012/12/08

【太陽光発電】防水と発電モジュールを一体化 アーキヤマデのソーラーシート

アーキヤマデ(大阪府吹田市)は、塩ビ樹脂系防水シートと薄膜太陽光モジュールを一体化した「リベットルーフソーラーシート」を開発した。防水工事と同時に太陽光モジュールを設置できる。2013年2月をめどに販売を開始する予定だ。
 製品は、アーキヤマデの主力商材の1つである塩ビ樹脂系防水シート「リベットルーフ」と三菱化学のアモルファスシリコン薄膜太陽電池モジュールを組み合わせた。軽量で柔軟に曲がるため、従来設置が難しかった体育館などボールド状屋根にも対応が可能になった。
 建材一体型であるため、設置架台が不要となり、強風の影響も受けにくい。屋根と一体になるため、冬季の発電効率は一般的な太陽光システムに比べて高いメリットもある。屋根下地の形状に沿った設置も可能だ。
 寸法は縦1200mm、横2300mm。同社のリベットルーフは1㎡当たり約3㌔の超軽量な防水システムで、防水改修の際でも上に被せて施工できる。太陽光モジュールとの一体化によって用途の幅を広げた。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2012年12月5日12面

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