2012/12/21

【フォスターが設計】YKKAPファサードがシンガポールで複雑な外装受注

フォスター設計の「サウス・ビーチ・ミクスド・デベロップメント」
YKKAPファサード社(本社・シンガポール、小野寺哲也社長)は、シンガポールで超高層タワー2棟が連なる総延べ約14万7000㎡の複合ビル「サウス・ビーチ・ミクスド・デベロップメント」の外装工事を受注したと発表した。英国人建築家のノーマン・フォスター氏が意匠デザインを手掛け、外装部はジグザグ形状を千鳥に配置した特徴。同社は特殊形状のユニットカーテンウオール部分やキャノピーなど計14万㎡におよぶ施工を手掛ける。全体完成は14年末を予定している。

夜景
シンガポールでは、ことし6月に完成した延べ2万㎡の植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ・フラワー・ドーム・アンド・クラウド・フォレスト」の外装カーテンウオール工事も手掛けている。2つの無柱空間ガラスドームからなり、外装工事は平板ガラスだけで曲線を生み出す難しさがあり、ガラスは約6000枚で構成し、曲面部のガラスは1000パターンを超えた。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2012年12月21日3面

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