2012/12/12

【松坂屋銀座】銀座六丁目10地区再開発として組合設立認可

完成予想
東京都は12日、銀座六丁目10地区市街地再開発組合の設立を認可する。再開発施設の規模は地下6階地上13階建て延べ約14万7600㎡。東京・銀座にある松坂屋銀座店を核に2街区一体での再開発計画となる。都によると、組合は2013年5月にも権利変換計画の認可を取得する見込み。着工は14年1月を予定。16年8月の完成を目指す。総事業費は約758億円を見込んでいる。
 施行区域は中央区銀座6丁目10、11地内の約1.4ha。再開発施設は店舗、事務所、多目的ホールなどで構成する。準備組合の事務局は森ビルが務め、特定業務代行者として鹿島が参画。特定業務代行者は再開発施設建築物や公共施設などの実施設計業務や施工に加え、保留床の処分などを担う。
 再開発施設建築物には制震構造を採用。都市ガス・オイルによる非常用発電機の設置や、地域冷暖房用プラント、災害時には帰宅困難者を一時的に受け入れることができる多目的ホールなどを地下部に設置するなど、防災機能を高める施設計画になっている。
 地上部には店舗や事務所を設けるほか、約4000㎡の大規模な屋上庭園を整備するなど、環境負荷の低減にも配慮していく方針だ。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2012年12月12日4面

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