2012/12/17

【国際】清水建設が国際支店に「契約リスク管理部」設置

清水建設は2013年1月1日付で、国際支店に「契約リスク管理部」を設置する。工事利益確保の確実性を高めるのが狙い。海外プロジェクトの契約リスク管理に特化した組織として、シンガポールに設置する予定だ。
 契約リスク管理部は、国際支店の建築技術部が持つ契約管理機能と法務部の係争対応機能を統合した組織となる。契約内容の適正化や契約上の権利行使、紛争解決などを担い、海外プロジェクトを全面的にサポートする。
 海外での契約管理の経験が豊富な6人のスタッフを配置する。利益確保の確実性を高めるほか、リスク管理のノウハウ蓄積や人材育成も進める。同社は、14年度に現地法人を含めて1600億円の海外工事受注を目指している。さらに20年までには全事業の2割、2400億円程度を海外で受注したい考えだ。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2012年12月17日3面

Related Posts:

  • 【夏・安全キャン】昇降機は安全に! 紙芝居で子どもにもPR 三菱電機ビルテクノ 三菱電機ビルテクノサービスは、7月から9月を「三菱エレベーター・エスカレーター安全キャンペーン2014」の重点期間として取り組む。子ども向けに安全なエレベーターの乗り方を紙芝居などを交えて紹介するほか、管理者向けにも緊急時の対処方法などを説明する。写真はオリジナル紙芝居の一場面。  重点期間では、特に夏休み期間中の子どもたちを対象にし、全国の幼稚園・保育園やショッピングモールなどに出向いて安全な乗り方やマナーをPRする。クイズや寸劇を交え… Read More
  • 【楽省!BEMS】耐震化と共に省エネ化 働きやすいオフィス実現 川本工業 総合設備工事会社の川本工業(本社・横浜市中区、川本守彦社長)が進めてきた本社社屋の耐震化工事が完成した。構造躯体の補強と合わせ、省エネ・節電支援システム「楽省!BEMS」による空調設備の省エネルギー化などのノウハウを詰め込み、効率化や執務環境の向上などを実現した。老朽建物の改修が社会的に急務となる中、同社では今回の改修工事の実績やノウハウを活用し、事業拡大に積極的に取り組んでいく。  今回の工事は、横浜市から耐震改修促進法の計画認定を取得し… Read More
  • 【ウォシュレット】“お尻を洗う”東京五輪で体感して! TOTO、世界へPR 「世界各国の人々にウォシュレット(温水洗浄便座)を知ってもらうチャンスだ」。TOTOの喜多村円社長は東京五輪の開催に、強い期待を抱いている。累計販売台数は3月末時点で3600万台に達したが、海外ではまだ100万台に過ぎない。“お尻を洗う”という機能特性は使って初めて、その良さを実感できる。「2020年の東京はまさに体感の場であり、TOTOをアピールする場に他ならない」 写真は海外の展示場。  ウォシュレットの普及は日本の生活習慣を大きく変え… Read More
  • 【BIM】設計行為に変革を 三菱地所設計デジタルデザイン室の目指すもの 三菱地所設計は4月から「デジタルデザイン室」をデザイングループ内に創設した。建築生産・設計の質的な変化が求められ、建築分野におけるBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を始めとしたICT(情報通信技術)のさらなる進展が期待される状況の中で、選ばれる設計事務所として生き残るために「デジタルデザイン室」はどこに向かうとしているのか。伊藤誠之室長に聞いた。  「大手設計事務所ではBIMなどを積極的に使おうとする動きがあり、施工者に… Read More
  • 【除染工事】おんぶで行きましょう 福島・葛尾村で高齢地権者に現地説明 福島県葛尾村の除染工事を施工している奥村組・西松建設・大豊建設JVの第5工区(大豊建設担当)で、地権者との事前立ち会いでの職員の心温まる対応が、地元住民の共感を呼んでいる。 除染では作業着手前、地権者立ち会いのもと、現地で業務内容を説明し、理解を得る必要がある。しかし山間部の多い葛尾村では、自宅から離れた山中に除染対象の農地がある場合も多く、高齢の地権者が現地を訪れるのは困難なケースも見受けられる。  こうした中、同JV職員の山田浩史氏(大… Read More

0 コメント :

コメントを投稿