2014/08/22

【家族見学会】現場のパパはカッコイイ! 熱海建設が夏休み企画

「お父さんの仕事を見学してみよう」--。熱海建設(仙台市、千葉嘉春社長)は、同社が施工を担当している仙台湾南部海岸の堤防復旧工事の現場で、社員の家族による見学会を開いた=写真。夏休みを利用して社員の子どもたちに父親が働く姿を見せようと企画したもので、東北地方整備局仙台河川国道事務所の協力を得て実施した。

 この日は、小学生6人が参加。測量機械を使った距離当て競技で楽しんだほか、最新の熱中症対策グッズの電動ファン付き作業服の試着や、バックホウの試乗などを行った。子どもたちは初めて目にする父親の職場に興味津々の様子だった。
 同現場の白鳥憲俊所長は「自分の子どもに現場を見せるのは初めてで、めったにない機会。自分にとっても子どもにとっても良い思い出になった」と話していた。
 白鳥所長の長男で小学6年の宏静君は「いつもは面白いお父さんだが、ここではみんなに信頼されて仕事をしていることが分かった。将来は家をつくる仕事に就きたい」と目を輝かせていた。
 同様の見学会は、宮城県建設業協会会員の日建工業と丸本組の工事現場でも行われた。同協会の伊藤博英専務理事は「これまで学生や一般市民を対象とした現場見学会を開いてきたが、社員の家族に見せる機会がほとんどなかった。今後も子どもたちの休みを利用して、こうした見学の場を広げていきたい」と話している。
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