2014/08/24

【現場の逸品】これは楽!! 立ったまま打音検査ができる「アイハンマー」

インフラ施設の補修設計や点検調査を専門とする補修技術設計(東京都江戸川区、中馬勝己社長)は、立ったまま道路舗装の打音検査ができるI型の点検用ハンマー「アイハンマー」を開発した=写真。地面にはう姿勢で叩かなければならなかった従来のT型ハンマーに比べて身体への負担が少なく、作業効率が大幅に上がる。

 既に複数の高速道路会社で、コンクリート床版や鋼床版の舗装浮きや空隙などの調査に採用されており、評判は上々のようだ。長さ1130mm、重さ2.5㎏で、耐久性を高めるため表面は亜鉛メッキまたはクロメート処理されている。価格は1本1万2000円(税別)。
 中馬社長によると「もともとは社員の作業を楽にするため知り合いの鉄工所に頼んでつくってもらったもの。思いのほか評判が良いので商品化してみた。立ったまま作業できるので、T型ハンマーに比べて1日当たりの点検面積が大幅に増えた」という。
 問い合わせは同社・電話03-3877-4642。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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