2014/08/16

【夏休み特集】来年のご参考に…小学生が参加した建築・建設・土木のイベント記事ご紹介!【5】


■水質実験楽しむ/埼玉県下水道公社が夏休み親子教室

 埼玉県下水道公社による恒例の「夏休み親子下水道教室」が、楽しみながら下水処理のプロセス、水質実験を体験的に学習できる場として、ことしも好評を博した。

 荒川水循環センター(同公社荒川左岸南部支社)で開いた7月28日の体験教室には約40人の親子連れが参加=写真。3班に分かれた施設見学では、普段は目にすることが少ない下水処理の各施設を回り、支社のスタッフが水がきれいになるプロセスなどを分かりやすく説明。水質実験では透視度計やCOD(化学的酸素要求量)による調査や、水をきれいにする微生物の観察に子どもたちが熱中していた。
 最後に参加者には修了証が授与され、支社スタッフと楽しい一時を過ごした。

■“敏腕記者”が突撃取材/子ども霞が関デー/小・中学生が太田大臣に質問

大臣室に“敏腕記者”が勢ぞろい--。6、7日の2日間にわたって開催された「子ども霞が関デー」の一環で全国から集まった小・中学生13人が太田昭宏国土交通相に“突撃取材”した=写真。
 笑顔で出迎えた太田国交相が「国土交通省の仕事」を紹介。質問コーナーに移ると、参加した子どもたち全員が一斉に挙手し、太田国交相も「普段の記者会見よりも質問が多い」と苦笑いする一幕も。
 「家族旅行が好きなので、高速道路の料金を安くしてほしい」「東日本大震災の復興にどう取り組んでいくのか知りたい」「羽田空港はこれからどうなるのですか」「なぜ、大臣になったのですか」といった子どもたちの“直球”の問いに、太田国交相が一つひとつ丁寧に“答弁”した。
 復興に関する質問には、「いつも安全・安心に気を配って対策を進めているが、防潮堤などのインフラを造るということだけでなく、命を守るには、避難するための準備をしておくことが大切」と防災教育も兼ねた答弁を展開。2027年の開業を目指すリニア中央新幹線などを例に「時代が大きく変わってきている。みんなが大人になるころには、日本は大きく変わる」と熱弁をふるった。
 積極的な質問に、太田国交相も「すごい質問だ」「いま要請を受けたのでしっかり検討します」と感心しきり。パワーショベルの体験試乗など「職場体験」と合わせて、夏休みを迎えている子どもたちにとっても絶好の社会見学の場になった。

■アクアラインの裏側探索/小学生ら親子300人招き見学会/東日本高速道路・東京湾横断道路
東日本高速道路関東支社と東京湾横断道路会社は7日、東京湾アクアラインの“裏側”を一般公開する「アクアライン探検隊」を開催した=写真。8回目となる今回は1万5000人を超える応募の中から選ばれた約300人が参加。普段は目にすることができない東京湾海面下のトンネル緊急避難通路などを探索し、大きな歓声が上がった。
 夏休み期間中の小学生などの親子連れを中心とした参加者を前に、東日本高速道路の前田信アクアライン管理事務所担当課長は「きょうは5つの謎を用意したので、謎解きをしながら、見学を楽しんでほしい」とあいさつした。
 海中の避難通路では防災システムの説明を受けた後、火災発生時の避難に使う滑り台を体験。子どもたちからは「予想以上に急斜面で怖かった」といった声が上がった。
 また、同トンネルを掘削する際に用いられたシールド工法の説明もあり、全長約14mのシールド機のモニュメントに目を見張っていた。最後にパトロール用車両の試乗体験もあり、探検終了後は、謎解きの答え合わせとともに参加証が手渡され、子どもたちは夏の1日を大いに楽しんだ。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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