2014/08/23

【東大】折り紙を数学・工学・認知学に生かす国際会議

「第6回折り紙の科学・数学・教育国際会議」(6OSME、議長・三浦公亮東大名誉教授、日本折紙学会会長)が10日から13日まで、東京都文京区の東大弥生講堂で開かれた。主催は同会議で、日本計算工学会、日本応用数理学会、日本折紙学会が共催、前田建設、川上産業などが協力企業に名を連ねている。

 折り紙は近年、芸術分野だけでなく、コンピューターサイエンスや機械工学、材料工学、高度な数学理論など、幅広い学問領域で研究者の興味を集めている。会議では、芸術や創作技術、数学、歴史、科学、コンピューター科学、工学、教育学、認知学など、折り紙に関する幅広い分野の一般学術講演があった。また、折り紙の工学的利用の紹介や折り紙作品、協賛企業の各種展示もあり、一般公開された=写真。
 共催団体である折紙学会では、「本国際会議が、折り紙の新たな可能性を開くことを強く信じる」としている。引き続き15日から17日まで、東京都文京区の東洋大白山キャンパスで、同学会主催による「第20回折紙探偵団コンベンション」も開かれた。
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