2014/08/10

【本】あの熱い戦いを完全収録!!「仙台デザインリーグ2014卒業設計日本一決定戦オフィシャルブック」


ことし3月9日、仙台市で開かれた学部学生の卒業設計展として国内最大規模のコンクールの全貌を納めている。
 提出された411作品の中から日本一に岡田翔太郎さん(九大)の「でか山」、日本二に安田大顕さん(東京理科大)の「22世紀型ハイブリッドハイパー管理社会」、日本三に市古慧さんの「界隈をたどるトンネル駅」(九大)が栄誉に輝いた。

 ことしのテーマは「建築を叫べ」。せんだいメディアテークに展示された全模型の中から、投票でセミファイナル進出100作品を決定。さらに審査員やコメンテーターによる議論を経て、上位10作品に絞り込み、公開最終審査を実施。制作者によるプレゼンテーションを踏まえて日本一の卒業設計作品を決めた。
 日本一となった「でか山」は、応募規定を大幅に超える15m四方の巨大模型での出展。
 この「規定違反」作品を選定するという、記録と記憶に残る大会の予選、セミファイナル、ファイナルに至る審査過程を完全再現している。
(建築資料研究社/日建学院・1750円、税別)
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

Related Posts:

  • 【本】修士学生たちの感性と思考の記録『トウキョウ建築コレクション2014オフィシャルブック』 3月4日から6日間、東京で開催された「トウキョウ建築コレクション2014」。所属や専攻の壁を越えて集結した修士学生たちが、建築の現在に対し、みずみずしい感性としなやかな思考を発露させたコレクションの全記録集である。  レギュラー企画に加え、新規企画の学生とゲストが共同で取り組む特別企画「即日演習ワークショップ」の模様も余すところなく記録。 進化し続ける「トウコレ」の全体を把握し、建築の未来を探ることのできる1冊である。(建築資料研究社/日建… Read More
  • 【本】こども目線で地球温暖化防止 『やりくりーぜちゃんと地球のまちづくり』 登場人物は、環境について常に考えている中学1年生のやりくりーぜちゃんとクラスメートのけずるくん。二人は地球温暖化を防ぐにはどうすればいいか、CO2の発生の仕組みから効率的にエネルギーを使う工夫、昔ながらの知恵「気化熱利用」などについて話し合いながら理解を深めていく。そして、身近にある川の水や太陽光などを建物に利用することによって、温暖化防止につながることも教えてくれる。  日建設計グループに所属する女性スタッフ4人が制作しただけあって、地球… Read More
  • 【本】丹念な取材で浮かび上がる建設業の役割 『地域とともに生きる建設業』 地域の発展、活性化にとって建設業が果たしている役割、存在は大きい。経済の発展や雇用の下支えだけでなく、日常のイベントや災害時の復旧・救助活動など、地域社会を下支えする産業としての側面も持っている。 一方で、これまで公共投資に依存する産業というイメージが強く、大手ゼネコンから零細企業まで一体で論じられることが多いことから、「地域を支えている産業という視点から建設業を体系的に分析されることは少なかった」と筆者は指摘する。  北海道釧路市で長く過… Read More
  • 【ダム写真集】新ジャンル確立か!? ダム協、愛好家がぞくぞく発刊!! 日本ダム協会がホームページ写真コンテストの応募を始めたのが2003年。以来毎年回を積み重ね、昨年で第11回となった。この間の応募作品は2779点、うち入賞は150点を数える。この入賞作品150点をすべて掲載した『美しい日本のダム』が発刊された。コンテストで審査委員長を務めてきた土木写真家・西山芳一氏は「応募作品が年を経るごとにそのクオリティーを上げている」とし、「“ダム写真”といったジャンルを確立できそうな勢いだ」と講評を寄せている。  一… Read More
  • 【65周年】建設通信より『提言 建設業の担い手育成・確保』刊行!! 「建設通信新聞」創刊65周年記念の一環として『提言 建設業の担い手育成・確保』と題する冊子を刊行しました。内田俊一建設業振興基金理事長の「若者を建設産業に取り戻す-いま問われる決意」と題する講演を収録したほか、昨年10月から本年4月まで、6回シリーズで発行した特集「インフラクライシス突破、真のレジリエンス確立に向けて 人 現場力」および5月30日付特集「担い手確保 人材育成の視座」を再編集しました。  全国の建設系の高校、高専、大学、専門学… Read More

0 コメント :

コメントを投稿