2014/02/13

【鹿島道路】クウェート行政官招き、舗装の最新技術など紹介

鹿島道路は12日、日本国際協力センター(JICE)が主催する、クウェート国公共事業省の行政官を対象とした「アスファルト舗装技術向上研修」の一環として、埼玉県にある同社の機械センターに9人を招き、最新の工法や技術を紹介した。
 研修では、同社の海老沢秀治生産技術本部技術部長の会社概要説明に続き、担当者が傷んだ既設アスファルト舗装の表層を現位置で加熱、かきほぐして再生するサーフェースリサイクリング工法や、充電式の電動バックホウ、舗装の耐久性を調べるためのロードシミュレーターなどについて解説した。また、情報化施工技術や舗装路面・構造計測器についても解説、実演した。
 クウェートでは、国道や空港で舗装の老朽化や疲労損傷が課題となっており、今回の研修は、舗装の最先端技術や管理の評価・手法などの最新情報、知識を学ぶことを目的としている。
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