2014/02/06

【一般向け】戸田建設が99%以上除菌する卓上ユニット発売!

戸田建設は、一般消費者向けに卓上型除菌ユニット「ダブルセイフティキット 2(ツープラス)」を開発し、グループ会社の千代田建工を通じて販売を開始した。サムスン電子社製のイオン発生装置「S-Plasma ion」と、トライオメッド社製のヨウ素による殺菌技術「トリオシン」を組み合わせ、ダブルの力で空気中の菌・ウイルスを99%以上除菌する。初年度販売目標は3000台。希望小売価格は1万9800円(税込み)。
 卓上型除菌ユニットは、高さ25cm×幅・奥行き10cm、重さ720グラムのコンパクトサイズにもかかわらず、除菌に有効な1立方cm当たり約3000個のイオンを半径3mまで放出し、1台で8畳程度の部屋に対応する。運転音が32dB(側面32cm)と静かなため、寝室や病室でも使用できる。
 その除菌効果は、北里研究所北里大学メディカルセンター(埼玉県北本市、内沼栄樹病院長)と、NPO法人バイオメディカルサイエンス研究会(東京都品川区、小松俊彦理事長)で確認済み。試験の結果、空調開始から30分後に黄色ブドウ球菌を99.82%、インフルエンザウイルスを99.98%それぞれ除菌した。
 また、イオン発生装置から放出される活性水素は、皮膚老化や皮膚疾患などの原因物質とされる活性酸素を70%削減する。
 現在は千代田建工のみで販売しているが、通信販売を目指し、通販会社と交渉を進めている段階だ。
 戸田建設は、北里大学メディカルセンター、サムスン電子、マイクロウェーバー(東京都千代田区、奥野信幸社長)と共同で、2012年に病院やオフィスビルなどの建築空調設備向けに除菌空調システムを開発し、導入した顧客から高い評価を得ている。その技術を活用し、今回の卓上型除菌ユニットを生み出した。サムスン電子社製高効率電気集じん装置「K-element」と組み合わせた 3(スリープラス)の開発にも着手している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

0 コメント :

コメントを投稿