九州地方整備局が建設を進める東九州自動車道(佐伯~蒲江)の佐伯トンネルが8日、関係者待望の貫通を迎え、大分県佐伯市上岡の現地で式典が開かれた。施工は熊谷組が担当。2014年度中の供用を目指す東九州道(北九州~宮崎)の最後のトンネル貫通を祝った。
貫通式典では、岩崎泰彦九州地方整備局長、広瀬勝貞大分県知事、西嶋泰義佐伯市長、大田弘熊谷組代表取締役会長らが作業開始のボタンを押し、国内最大のロードヘッダでトンネル終点に残された約1mの岩盤を切り崩した。土煙が舞う中、坑内に一筋の光が差し込み、無事貫通した。引き続き、協力会社の笹島建設が貫通点を清めた後、樽御輿(たるみこし)を担ぎ入れ、鏡開きをして貫通を祝った。
大田会長は「着工して22カ月の間、心が折れそうになったこともあったが、笹島建設とともに困難を克服し、無事貫通を迎えることができた。まだ道半ばであり、皆さまの期待に応えるよう1日も早い完成を目指す」とあいさつした。広瀬知事は「14年度の供用が確実になった」、西嶋市長は「大動脈の開通が東九州に経済のダイナミズムを生み出す」と、それぞれ祝辞を述べた。
佐伯トンネルは東九州道(北九州~宮崎)で最後となる68本目のトンネル。概要は長さ1561m、幅12mのNATM。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
作業開始ボタンを押す |
大田会長は「着工して22カ月の間、心が折れそうになったこともあったが、笹島建設とともに困難を克服し、無事貫通を迎えることができた。まだ道半ばであり、皆さまの期待に応えるよう1日も早い完成を目指す」とあいさつした。広瀬知事は「14年度の供用が確実になった」、西嶋市長は「大動脈の開通が東九州に経済のダイナミズムを生み出す」と、それぞれ祝辞を述べた。
佐伯トンネルは東九州道(北九州~宮崎)で最後となる68本目のトンネル。概要は長さ1561m、幅12mのNATM。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
0 コメント :
コメントを投稿