2014/02/18

【建設現場へGO!】窪田さんの「建設現場への思い現す」ロゴマークに決定!

 最優秀に選ばれた窪田携馬さんの作品
建設業団体や国土交通省、有識者などで組織する「建設産業戦略的広報推進協議会」は17日、昨年末に開設した建設産業の総合ホームページ『建設現場へGO!』のロゴマークを決定した。応募総数49件の中から、東京都在住の学生、窪田携馬さんの作品(=写真)が最優秀に選ばれた。
 同協議会は総合ホームページ(HP)の立ち上げから約1カ月間、キャッチコピー『未来をつくる君たちへ』をイメージしたロゴマークを一般から広く公募。デザイン関係の仕事をしている人から会社員、主婦、学生などさまざまな人から応募があった。

 1次審査で上位5点に絞り、同日の会議で最優秀作品を決めた。窪田さんはHP名称内の「GO」からシンボルマークを作成。「G」が「O」の右上にある建物を指し、建設現場へ行ってほしいという思いを込めた。
 ロゴマークは『建設現場へGO!』(http://genba-go.jp)のプロモーションのほかに、建設業団体が作成するポスターやチラシ、団体HPのバナーなどに使うことも想定している。
 建設産業戦略的広報推進協議会は17日、今年度最後となる第4回会合を東京都内で開き、2014年度に展開する広報活動の方向性を固めた。建設産業の総合ホームページ『建設現場へGO!』の内容をさらに充実させていくほか、全国各地への同様の協議会設置に向けた働き掛けや、工業高校に技能労働者を派遣し出前講座を行う「工業高校キャラバン(仮称)」などを検討している。
 地域建設業への若手入職促進には、地元に根付いた活動も大切なことから、業界が一丸となって担い手確保などに取り組む連携組織を、ブロックや県単位で全国に広めたい考え。
 既に中部地方では昨年11月、日本建設業連合会中部支部と岐阜、静岡、愛知、三重の各県建設業協会が中心となり「中部圏建設広報ネットワーク協議会」を設立。国土交通省中部地方整備局もオブザーバーとして加わり、組織運営をバックアップしている。このような取り組みをそのほかの地方にも普及させていく。
 8月第4週の木・金曜日に開かれる「子ども霞が関見学デー」では、推進協議会としてイベントブースの出展を予定。小・中学生とその保護者をメーンターゲットに、建設機械の試乗体験会や職人の技能披露会、建設業の仕事を伝える写真展示などを想定している。
 学生だけでなく、教員や保護者にも理解を深めてもらうため、建設業団体の協力の下、工業高校に技能労働者を派遣し、座学や実技指導を行う工業高校キャラバンの実施も視野に入れている。その機会を生かし、総合ホームページ(HP)に掲載してほしい情報や改善点なども把握したい考えだ。
 このほか、東日本大震災が発生した3月11日に合わせ、国民生活を支える建設産業をアピールするパネル展示会の開催なども案に上がっている。
 総合HPについては、各地域の建設業団体などが保有する既存コンテンツの収集を引き続き進めるほか、掲示板やフェイスブックといった双方向コミュニケーションツールの導入を検討。民間の就職活動支援サイトとの連携方策も探っていく。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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