大河原氏デザインの稲城市イメキャラ・稲城なしのすけ |
高橋市長は、観光発信拠点整備について、「JR南武線連続立体交差事業とあわせて進めている3駅周辺の土地区画整理事業に合わせて行っていく」との考えを示し、区画整理事業の進捗とともに、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京都などと協議しながら進めていくとした。また、今後検討していく中で「稲城長沼駅の高架下周辺を含めて観光発進拠点を整備していきたい」との考えを明らかにした。 「観光発信拠点整備の目玉事業の一つと位置付けている」モニュメント製作も市の知名度向上と地域の活性化が狙い。大型モニュメントは「稲城長沼駅を中心に配置して人を集客できるような拠点にしていきたい。高架下に入るくらいの大きさも考慮し、サイズ的には3、4m程度を想定している」とし、大河原氏や、JR東日本、区画整理事業などの関係者と協議しながら具体的な作品内容や設置場所などを詰めていく考えだ。
モニュメントによって集客力を高めながら観光発信拠点整備との相乗効果を狙う。拠点整備については今後関係者と十分協議しながら調査・検討を重ねていくとしながらも、「例えばガンダムショップのようなものや、地域ブランドとして認証した『稲城の太鼓判』といった商品関係の店舗、梨やぶどうなどを使った菓子などが味わえるカフェ、市全体の観光情報を発信するブースなどを一体的に整備することを想定している」との考えを示している。
JR南武線は、連続立体交差事業が昨年12月に完成。市は「踏切のないまち」宣言するとともに、稲城長沼、南多摩、矢野口の3駅周辺でそれぞれ土地区画整備事業を進めている。
同市在住の大河原氏は、『機動戦士ガンダム』や『科学忍者隊ガッチャマン』などのメカデザインも担当し、マルチクリエーターの井上ジェット氏と共同で市の公式キャラクター「稲城なしのすけ」を手掛けるほか、市主催で3月4日に開催する「メカデザイナーズサミットvol・02」にも参加協力している。
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