2014/02/17

【見学会】喜撰山ダムなど京都の電力施設めぐる 日建連関西

日本建設業連合会関西支部電力委員会(熊木徹委員長)は13日、関西電力の協力を得て電力施設見学会を開いた。喜撰山発電所・喜撰山ダム(京都府宇治市)を中心に、琵琶湖疎水記念館(京都市)、天ヶ瀬ダム(宇治市)を見て回った。会員会社など31人が参加し、電力施設に対する理解を深めた。
 最初に琵琶湖疎水記念館を訪問し、動画で琵琶湖疎水の歴史を学ぶとともに、当時の資料が残る展示室を見学した。琵琶湖疎水は1890年に竣工、記念館の職員は「現在も京都市民約147万人の飲み水に活用しているほか、発電や防火用水としても使っている」と説明した。
 続いて、関西電力の喜撰山ダムを訪れた。喜撰山ダムは現地の岩石を積み重ねて築いたロックフィルダムで、堤長が255m、高さが91m、有効貯水量は533万m3。ここに蓄えた水を下部ダムである天ヶ瀬ダムに流し、高低差を使って発電している。電気の使用量が減る深夜は反対に喜撰山ダムに水をくみ上げ、電力量の増える昼間に備える。揚水発電によって余剰電力を蓄え、効率的な発電事業につなげている。
 1970年から20年間使った、当時世界最大規模のランナ(水車)前で集合写真を撮った後、山を下り、600mある機器搬入用トンネルを通って、地下の喜撰山発電所を見学した。発電電動機は2台あり、1号機が東芝製、2号機が日立製。まず地下1階の組み立て室で発電機とポンプ水車の説明を受けた。その後、巨大な発電電動機や主軸、ロータリーバルブなどを見学した。
 喜撰山発電所を後にした一行は、再開発事業を進めている天ヶ瀬ダムを訪問し、見学会を終えた。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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