2014/07/07

【ハッカソン最優秀】日建設計震災ボランティア部の「逃げ地図」が受賞

日建設計の社内クラブ「震災ボランティア部」が開発したアプリケーション『逃げ地図』が、災害に強い社会構築をテーマにソフトウエア・ハードウエア開発者が競い合うハッカソン「コードフォーレジリエンス(Code for Resilience)」で最優秀賞を受賞した。6月30日には英国・ロンドンで授賞式が行われた=写真。

『逃げ地図』は津波からの避難時間を可視化する携帯電話向けのアプリケーション。過去の津波浸水域のデータを地図に重ねて安全区域を設定し、そこに徒歩で到達するまでの時間を色分けする。避難道や避難タワーの整備や高台移転による安全域の拡大、避難時間の短縮などの効果を分かりやすく明示するため、地域の実情把握や住民主導の復興計画立案にも活用できる。
 またウェブ上には復興提案の費用対効果を即時に算出し可視化するシミュレーションシステム『逃げ地図2.0』(http://www.nigechizuproject.com)も公開しており、自由に閲覧・操作できる。
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