2014/07/13

【現場の逸品】現場で直接帳票入力!! iPadアプリで検査業務7カ月短縮

現場の記録や報告をまとめる帳票作成業務は通常、事務所に戻ってから行われ、残業につながりがち。業務の流れも、一度現場でとったメモや写真を、パソコンに転記し整理するという二度手間になっている。

 シムトップス(東京都目黒区)の「ConMas i-Reporter」は、iPadを使って現場で直接、帳票に入力、完成させてサーバーに送信できるシステム。事務所に帰ってからの後処理を不要にし、業務を効率化する。
 現在、全産業で約110社の約7000ユーザーが活用している。戸田建設は導入により現場管理における帳票作成業務の作業時間を1日当たり25%短縮。中電工は屋外装置1万カ所以上の点検・検査業務の所要期間を年間で7カ月短縮した。
 ConMas i-Reporterは、iPadアプリのため、 ブラウザ経由のWebアプリのような画像数の制限などがなく、手書きで注釈を付けられるのが特長だ。各社が従来使い慣れているエクセル形式の帳票をそのままiPadの帳票にすることも可能。サーバーに蓄積した帳票データベースは、エクセル(CSV形式)に書き出して管理することもできる。
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