2014/07/26

【現場の逸品】雪庇を溶かして安全! 発熱ヒーター内蔵アルミ笠木「ユキエル」

エービーシー商会は、屋上外周部のアルミ笠木(かさぎ)に電気発熱ヒータを内蔵した融雪笠木「ユキエル」の販売を始めた。屋根や屋上に積もった雪が強風で動かされ、ひさしのように迫り出す雪庇(せっぴ)現象を防ぐことが狙い。

 ことし2月に関東を襲った大雪被害などもあり、建築物の雪対策が注目される中で、雪の塊が大きくなると、硬化した雪が自重により落下する雪庇被害への対策が特に求められている。
 仕組みは単純。アルミ笠木の中に発熱ヒーターが入っており、笠木上面を加熱することによって融雪する。センサーで感知し、降雪以外は通電しないため、電気代も節約できる。設置距離が20mで1日12時間使った場合には、月に約7000円という。
 笠木と発熱ヒータは工場プリセット品となり、施工性にもすぐれている。雪庇が発生しやすい部分への限定的な設置も可能。
 問い合わせは同社アルウィトラ事業部・電話03-3507-7194。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

Related Posts:

  • 【モノニュース】屋内向けの視覚障害者誘導タイル ESCOTT 視覚障害者の歩行を支援する誘導ブロックは屋外では広く整備されているものの、高齢者や障害者のつまずき、車いすなどの移動の障害になるため、屋内空間ではほとんど普及していない。  『屋内用誘導タイル ESCOTT(エスコット)』は、屋内でも視覚障害者が一人で自由に移動することができるユニバーサルデザインの実現を目的に開発された。  広く普及しているJIS(日本工業規格)の誘導ブロックは突起部の高さが5mmあり、そのまま屋内に導入するとつまずきの原… Read More
  • 【注水電池】水を入れるだけで光る! マグネシウム発電「アクモキャンドル」 建設資材の製造・販売を手掛けるTSC(埼玉県川口市、鈴木進社長)は、マグネシウム電池事業に特化した別会社「アクモホールディングス」を設立、注水するとマグネシウム電池が発電しLED(発光ダイオード)が点灯する簡易照明器「アクモキャンドル」の海外での製造・販売に向けて準備を進めている。発展途上国の未電化地域では依然として「ろうそく」が使われている現状があり、簡易な操作性と長時間にわたり灯し続ける特性を生かし、新たな光源として普及させたい考えだ。 … Read More
  • 簡単設置のフライパン型LED投光器 戸田建設,あどQ 単管パイプに引っかけるだけ 戸田建設が、屋外広告・宣伝看板製作会社のあどQ(東京都新宿区)と共同開発したフライパン型軽量LED(発光ダイオード)投光器「エコパン」が順調に販売台数を伸ばしている。2011年2月の発表以降、販売台数は予約注文分を含めて計2,000台を数える。うち戸田建設が約1,000台を確保し、同社以外の全国、地方ゼネコンにも約500台を販売した。 エコパンは、従来の白熱灯タイプと比べて、消費電力が12分の1となる25ワット、… Read More
  • 【モノニュース】試験型枠にプラスチック 三菱樹脂のBDモールド 生分解性プラスチックを使う 三菱樹脂は、モルタル圧縮強度試験に使うプラスチック製型枠「BDモールド」の販売を始めた。生分解性プラスチックを使うのは業界で初の試み。ブリキ製が主体であったが、プラスチックの採用によって脱型のしやすさと低コスト化を実現した。 建設現場で使われたモルタルは、設計値どおりの十分な強度を確認するため、供試体によるJIS圧縮強度試験が求められる。現場関係者は施工日ごとに採取したモルタルを公的機関に提出し、破壊強度を測定す… Read More
  • 【駐輪】電気工事不要の電磁ロックシステム開発 寺岡ファシリティーズ 寺岡ファシリティーズ(本社・札幌市、古野重幸代表取締役)は、バッテリー式電磁ロック駐輪システム「チャリコ」の販売を4月から開始した=写真。 従来、電磁ロック式の駐輪ラックを設置する際に、費用が多くかかっていた電気工事が不要なため、設置コストを抑えられる。 また、ラック4台と精算機1台が1セットの小型サイズで、狭い土地への設置も可能。ビルや商店周りの空きスペース、大型駐車場の一角などのデッドスペースを有効活用できる。 設置作業は床に固定するだけ… Read More

0 コメント :

コメントを投稿