2014/11/08

【現場の逸品】米軍規格クリアの堅牢さ 国内最薄、最軽量のデジタル無線「MiT7000」

無線設備規則の改正により、トランシーバーなどの簡易無線は2022年11月までにデジタル化することが義務付けられている。日本国内でのデジタル無線の普及率はまだ20%にも満たない。機器の耐用寿命が10年を超えるため、今後の更新にはデジタル対応機種が必要となってくる。

 米・モトローラ・ソリューションズ社は世界の簡易無線機市場で約6割のシェアを誇る。同社の製品は他社と比べ、通話時の応答時間が早いといった特徴を持ち、大手ゼネコンの中には現場で全面採用する動きがあるなど日本国内でも人気が高い。
 同社が12月に発売する「MiT7000」は、日本人のニーズに合わせた薄型軽量デザインのデジタル簡易無線機だ。国内最薄、最軽量クラスのサイズでありながら、米軍規格をクリアしており、建設現場などの過酷な状況でも安心して使用できる堅牢さを併せ持っている。
 また、周囲の騒音に合わせて音量を自動調節する機能を装備しているほか、RFID(ICタグ)を内蔵しているため、器機の管理も容易にできる。
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