2013/05/12

【現場の逸品】速度に応じて後方の危険検知 福井小松フォークリフト

福井小松フォークリフトは、超音波センサーの検知範囲が速度に応じて自動で変わるシステム「ウェルガード」(速度連動仕様)の販売を始めた。感知用の携帯タグやアンテナなどの設備は必要なく、フォークリフトや建設機械などの車体に取り付けるだけで安全対策が講じられる。
 事業所ごとに異なる荷役作業環境でも高い障害物検知を実現できるように、高性能超音波センサーを採用した。フォークリフトの走行速度に応じて検知範囲が自動的に変わり、作業環境の変化に対応して警告を発する。検知範囲は対物が最大で5m、対人が4mに設定できる。
 普及しているセンサーの多くは現場の作業員が感知タグを持つ必要がある。タグやアンテナは電池式や充電式が主流であるため、電池切れ確認の対応も欠かせない。従来はシチュエーションに合わせた検知エリアの設定に限界があり、狭い範囲では警報が鳴りやまず形骸化していた。
 システムの本体標準販売価格はエコノミータイプで税込14万7000円。問い合わせは同社ウェルガード事業部・電話0776-91-5533。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年5月8日

Related Posts:

  • 【現場の逸品】熱中症対策に! 氷もアイスバッグも冷たくキープする「真空断熱アイスコンテナー」  魔法びんのサーモス(本社・東京都港区、樋田章司社長)が、氷を長時間保つことができる「真空断熱アイスコンテナー」を3月1日に発売する。内容器には氷を30個入れられ、本体には2つの内容器を収納できる。内容器を1つにし、空きスペースにアイスバッグも入れることが可能で、熱中症になった時に体を冷やすこともできる。  熱中症対策としては、体の外からだけでなく、中からも冷やすことが重要であるとの考えから同社では、飲料の温度を5度から15度にして飲むと… Read More
  • 【現場の逸品】オフィスの音漏れを見える化! プライバシーや機密守るサービス展開  オフィス内の音が、サーモグラフィーのように可視化できるようになった。コクヨのコクヨエンジニアリング&テクノロジー社(東京都品川区)は、オフィスの雑音や音漏れを音量レベルに合わせて見える化するサービスを、2016年1月から提供する。  顧客に、壁の音漏れを色の分布で見せることで、音がどう漏れてきているのかを分かりやすく説明できる。壁の補強や間仕切りの材質の変更など、具体的な提案に結び付けることが狙い。同社が提供してきた、スピーカーから静… Read More
  • 【現場の逸品】断熱材加工に工具を自社開発! 東邦レオの熱線式スチロールカッター『Espa』  1㎡の材工価格で9800円を実現する東邦レオ(大阪市)の透湿型湿式外断熱システム「エコサーム」が着実に採用実績を伸ばしている。欧米並みの価格に近づけようと進めてきた生産合理化の自助努力が実を結んだ。「さらに施工コストを引き下げたい」と、外断熱事業部の和田清栄副事業部長は発泡スチロール加工用の電動工具を開発したことを明かす。省エネルギー新基準の適用により現場の断熱材加工が増加すると考え、工具の外販にも乗り出した。  11月に販売した熱線式… Read More
  • 【現場の逸品】夜間作業に新たな味方! ネクセルの円筒形LED投光器  ネクセル(本社・福井県鯖江市、ジン・チュウコウ社長)が夜間の現場照明に適した充電式の円筒形LED(発光ダイオード)投光器を売り出した。フル充電で最大8時間発光する。光量は3段階に調節でき、およそ半径3mを明るく照らす。夜間作業に重宝しそうだ。  手軽さが売りだ。現場ではガソリン式発電機や蓄電池とセットにした大光量のバルーンライトが広く使われているが、1台当たり最低で100万円程度の経費がかかり、持ち運びも大がかりになる。投光器の想定売価… Read More
  • 【現場の逸品】手ぶらで状況把握! ブラザー工業が建設現場向けHMD製品化へ  産業機器メーカーのブラザー工業が、業務用ヘッドマウントディスプレー「AiRScouter(エアスカウター)」の建設現場用モデルを製品化する。開発担当自らが過酷な建設現場に出向き、「ほこりをかぶっても、雨に濡れても問題のない」製品を具体化した。現場の状況をリアルタイムに情報共有する新しいツールとして売り込む。  ディスプレーはヘルメットやヘッドバンドに固定し、電源ボタンのあるコントロールボックスとつないで使う。あくまでディスプレーであるた… Read More

0 コメント :

コメントを投稿