2013/05/07

【橋梁】新潟・新湊大橋にフラップ設置 鋼桁部の振動に抑制効果!

北陸地方整備局新潟港湾空港技術調査事務所と伏木富山港湾事務所が4月30日に開いた第3回臨港道路東西線技術検討委員会(委員長・長井正嗣長岡技術科学大名誉教授)で、新湊大橋に設置された導流板(フラップ)が鋼桁部の振動抑制に効果を発揮していることが報告された。
 会合では、事務局が現地観測の結果を報告。鋼桁部(中央径間)の振幅(揺れ)はフラップの設置前で最大約35cmだったのに対し、設置後は7cmを超えなかったことを確認した。これにより、自転車歩行者道利用者の不快感が解消されるため、供用への支障はないと判断した。
 ケーブル部分の振動については、引き続き現地計測を実施しながら、発生原因とその対策を検討していくこととした。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年5月7日

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