2013/05/27

【建築】大阪士会「建築人賞」に大正製薬大阪支店と楡の木テラス

大正製薬関西支店_(撮影:古川泰造)
大阪府建築士会は、「第5回建築人賞」の受賞作品を発表した。会報誌『建築人』に掲載された建築作品の中から、『大正製薬大阪支店』と『楡の木テラス』を建築人賞に、『小松製作所大阪工場大阪テクニカルセンタ』と『柊木の家』を奨励賞にそれぞれ選んだ。

◇5月29日に表彰式

 同賞は、建築技術の普及や建築文化の発展を目的に創設。今回は同誌2012年1月号から同年12月号までの作品紹介「GALLERY」に掲載された41作品を対象とし、1次審査を通過した9作品の中から4作品を選出した。審査は、石堂威氏(都市建築編集研究所代表)が担当した。
 表彰式は、29日に開く同会通常総会の席上で行う。
 受賞作品は次のとおり((1)用途(2)規模(3)設計者(4)施工者(5)竣工時期)。
楡の木テラス(撮影:多田ユウコ)

小松製作所大阪工場大阪テクニカルセンタ (撮影:SS東京)

柊木の家(撮影:松村芳治)
〈建築人賞〉
 ▽大正製薬大阪支店(大阪府豊中市新千里西町1-1-5)=(1)事務所(2)S・SRC造地下2階地上8階建て塔屋1層延べ1万1966㎡(3)(4)竹中工務店(5)12年7月。
 ▽楡の木テラス(大阪府四條畷市)=(1)賃貸住宅(2)木造2階建て延べ427㎡(3)石井良平建築研究所(4)林建設(5)12年2月。
 〈奨励賞〉
 ▽小松製作所大阪工場大阪テクニカルセンタ(大阪府枚方市上野3-500-1)=(1)事務所(2)SRC・RC一部S造6階建て延べ1万4153㎡(3)鹿島(4)鹿島・前田建設工業・ハザマ(現安藤ハザマ)JV(5)11年3月。
 ▽柊木の家(奈良市)=(1)住宅(2)木一部RC造地下1階地上2階建て延べ206㎡(3)木原千利設計工房(4)SEEDS・CASA(5)09年8月。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年5月27日

Related Posts:

  • 【建築文化保存協会】最後には必ず模型が勝つ! KDaの2人が語る「あなたに見せたい秘密の模型」  日本建築文化保存協会は11日、東京に拠点を置く建築家ユニット、クラインダイサムアーキテクツ(KDa)のアストリッド・クライン氏とマーク・ダイサム氏を招いて東京都品川区の寺田倉庫本社ビルで講演会を開いた。さまざまな角度から建築模型と建築文化の可能性を探る連続講演会の第6回となる。写真は右からクライン氏、久山氏、ダイサム氏  「Secret Models-あなたに見せたい秘密の模型」と題した今回は、実現に至らなかったものを含め、『GINZA… Read More
  • 【2017・変わる建設産業】ディベロッパー プロジェクトの事業大型化 迫られる生産性向上  東京都心部では、大型の民間開発事業がめじろ押しだ。プロジェクト1件当たりの開発規模が大きくなったのも最近の傾向だが、その背景には国家戦略特区の都市再生事業を始めとした容積率の緩和トレンドがある。画像は臨海副都心有明北地区地区計画の外観イメージ ◆容積率の緩和トレンド  一方、「小さなことのようにも見えるが、意外と効果が大きい」とディベロッパーの開発担当者らが口をそろえるのは、エレベーターシャフト部分を容積率に不算入できるようになった… Read More
  • 【赤レンガ建築賞】建築賞は旧道立文書館改修の「北菓楼札幌本館」 地域財産の保全目指す見識評価  北海道建設部と建築関連5団体は、2016年度の赤レンガ建築賞を発表した。建築賞に「北菓楼札幌本館」=写真、奨励賞に「丘のまち交流館bi・yell(ビエール)」を選んだ。表彰式は31日午後3時から道庁赤れんが庁舎で行う。  同賞は、地域社会の発展に貢献する創造性豊かな建築物を表彰することで、地域に根ざしたまちづくりを進めることを目的に実施している。 北菓楼札幌本館は、旧道立文書館を売り場や多目的スペース、カフェが入る店舗に改修。規模はRC… Read More
  • 【大阪まちなみ賞】知事賞は『シマノ本社工場』、市長賞に『日本生命本店ビル群』  大阪府と大阪市、大阪府建築士会、大阪府建築士事務所協会、日本建築家協会近畿支部、日本建築協会は、第36回大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)の受賞作品を発表した。大阪府知事賞には『シマノ本社工場』=写真(撮影:野田東徳)、大阪市長賞には『日本生命本店ビル群』を選定した。  「大阪まちなみ賞」は、個性と風格のある美しい都市景観づくりの推進を目的に創設された。2011年10月1日から15年7月31日までに完成した大阪府内にある優れた建物、ま… Read More
  • 【竹中工務店】昭和初期の名作住宅「聴竹居」を取得 地域と一体の利活用に  竹中工務店は、1928年に建設された昭和初期を代表する木造住宅「聴竹居」(京都府大山崎町)を取得した=写真(撮影:古川泰造)。2019年に創立120周年を迎える同社の記念事業の一環。今後は大山崎町や地元住民と一層の連携・協力を図り、見学会、イベントなどの開催や同社グループ社員の研修などでの利活用、歴史的建築物の保存活用に関する研究など地域と一体となり建築文化の発信に取り組む。  聴竹居は、同社設計部に在籍し、朝日新聞大阪本社や村山龍平邸… Read More

0 コメント :

コメントを投稿