2013/05/21

【土木】情報化施工 復興に生かせ! JCMAの委員会が岩沼で大規模講習会

日本建設機械施工協会(JCMA、本部・東京都港区、辻靖三会長)の情報化施工委員会(植木睦央委員長)は16、17日の2日間、宮城県岩沼市のキャタピラー東北岩沼研修センターで、復興工事向けの情報化施工講習会を開いた。初日は、国土交通省東北、関東地方整備局から約20人、2日目は東北の建設会社から約100人が参加した。講習会には、3次元で刃先をコントロールするブルドーザー、設計図面を取り込んでオペレーターに施工指示を行うバックホウ、トータルステーションによる出来形管理システムなどが多数用意され、参加者が実際に操作して情報化施工を体験した。
 委員会に設置した「復興ワーキンググループ」の有志が開いたもので、JCMA、土木研究所、建機、測量機器メーカー、施工会社、ソフトベンダー、レンタル会社などの組織が、復興工事を効率的に進めようと、奉仕的に展開した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2013年5月21日

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