丸藤シートパイルが復興・復旧工事への対応をターゲットにシステム仮設橋梁「ランドクロス鈑桁タイプ」の改良型商品として『ストロング』のリースを開始した。一般国道106号宮古西道路長沢川橋梁下部工の工事用仮桟橋に採用されたほか、既に20件程度の設計に織り込まれているという。
復興工事では工事用道路や仮設桟橋の施工条件が難関であるほか、狭あいなケースも想定される。ストロングは大型のクローラクレーンの上載も可能で、自走しながら仮設橋梁を構築していく手延べ架設が実現できる。これにより最大支間長は18mに達する。
現場では、大型クレーン作業が可能になることで揚重作業能力が大幅に向上する。仮設橋梁とともに本線橋の作業構台としての利用も可能だ。初適用した長沢川橋梁下部工では150t吊りクレーンを上載した。
同社は鋼材量約500t分の商品を保有する考え。建設コンサルタントや設計事務所向けにスペック活動を行う専従員の増強を進めており、東北地区を中心に全国対応できる社内体制の構築に乗り出している。
0 コメント :
コメントを投稿