2013/05/24

【緑化】壁面に「香り」もプラス 東鉄工業のEGD工法

東鉄工業は、環境部門の柱の一つとして展開している緑化事業で、差別化戦略を推進する。建物壁面や外構を草花で彩ると同時に、香りつきのミストを噴射。視覚と嗅覚の両方で施設利用者に癒しを提供する。同社は、薄型化が可能な独自の壁面緑化技術「EGD工法」などを生かし、JR信濃町駅(東京都新宿区)のアロマステーション化プロジェクトなどに取り組んでいる。
 今回、草花だけではどうしても香りが弱いことから、アロマミストをまくなどして、人工的に香りをプラスする方法を確立した。
 平置きのプランターであれば、その裏側に従来型のアロマディフューザーを置くだけで周囲に香りを漂わせられる。大型の壁面緑化の場合は、縦型プランターの上部から香りつきのミストを吹き出す。
 また、アロマ関連会社と共同で、壁面緑化に取り付けられる特殊形状のディフューザー開発も検討していく考え。人感センサーとリンクさせることで、人が近づいた時だけ効率的に香りを発生させるといったアイデアもある。
 今後は顧客ニーズを踏まえながら、駅などの公共空間やマンション、医療福祉施設などに提案していく。工事現場の仮囲いへの採用も想定している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年5月24日

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