川崎市と東日本旅客鉄道(JR東日本)、アトレが計画している川崎駅北口自由通路新設・駅改良他工事の安全祈願祭が24日、現地で開かれた。設計監理はジェイアール東日本建築設計事務所・ジェイアール東日本コンサルタンツJV、施工は鉄建・大林組JVが担当し、2017年度の完成を目指す。
神事では斎鎌(いみかま)を前田厚雄ジェイアール東日本建築設計事務所社長と川崎勝秀ジェイアール東日本コンサルタンツ取締役技術本部駅・バリアフリー設計部長、斎鍬(いみくわ)を松崎哲士郎JR東日本執行役員横浜支社長と藤森伸一同東京工事事務所長、斎鋤(いみすき)を須長功三鉄建常務執行役員東京鉄道支店長と浦進吾大林組東京本店専務執行役員建築事業部長が行い、無事故・無災害での完成を祈念した。
直会(なおらい)で、三浦淳川崎市副市長は「川崎駅周辺は大きく変貌しており、自由通路が完成すれば回遊性が向上し、羽田空港の拡張に合わせたまちづくりのインパクトになる。駅周辺の魅力が高まることを期待している」とあいさつした。
続いて、JR東日本の松崎支社長は「川崎駅は140年前に開業し、今回の工事によって新たな一歩を踏み出す。施工に当たっては最強メンバーで臨み、5年の工事期間中、万全を期していきたい」と述べた。
同工事では、北口自由通路の整備に合わせ、改札、コンコース、バリアフリー設備などを整備する。自由通路は長さ約115m、幅10mで整備し駅東西の回遊性を高める。駅ビルの増築部分はS造5階建て延べ約1万1400㎡で計画し、既存駅の東京側線路上に建設する。工事場所は川崎区駅前本町26-1ほか。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年5月27日
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