清水建設と、都内の1398神社を包括する「東京神社庁」は、清水建設本社2階のシミズホールで地鎮祭研修会を開いた。諸式典の設営を手掛けるセレスポ(稲葉利彦社長)がコーディネートを務め、「地鎮祭の意義や式次第進行上の留意点などについて民間企業への正しい普及に努めたい」同庁の活動方針と、「所作の本来の意味合いや行い方などについて事務担当者の理解をさらに深めたい」という同社の要望の“橋渡し"をしたことで実現した。清水建設の建築事業本部と関東支店の現業部署に所属する事務系従業員約120人が参加し、模擬祭壇を使った臨場感ある講義に熱心に聞き入った=写真。
講師を務めた日枝神社の宮西修治権宮司らが、地鎮祭の意義や降神の儀などの一つひとつの所作について名称の由来や時代背景などを細かく解説し、模擬祭典を行った。
セレスポの星野俊司常勤監査役は「参加者は明日からそれぞれの現場に戻るが、神社とスムーズに式典を行うという業務上のメリットだけでなく、神事を本質的に理解した上で円滑に進行できるようにお手伝いできれば」としている。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年5月21日
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