宮城電業協会(中村彰会長)は、仙台市若林区荒浜で、震災ボランティアとして防潮林の植樹を行った。国の「みどりのきずな再生プロジェクト」の一環として実施したもので、同協会がNPOの森林との共生を考える会に働き掛けて実現した。
会員企業28社から51人が参加し、アカマツとクロマツの苗木650本を植樹した。中村会長は「荒浜地区の防災の一役を担えればと思い実施した。今後も継続していきたい」と話していた。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年5月20日
Related Posts:
被災3県が要件緩和要望/「復旧・復興施工確保連絡協」初会合
国土交通省は27日、仙台市内で「復旧・復興事業の施工確保に関する連絡協議会」の初会合を開き=写真、被災自治体および建設関係団体から東日本大震災の復旧・復興工事における入札不調の実態や、技能者・技術者の不足状況などをヒアリングした。また、岩手と宮城、福島の3県が共通要望として、▽技術者の専任を必要とする建設工事の要件緩和▽実勢価格を即時に反映できる労務費調査制度の設定――の2項目を求めた。同省は今後、月1回程度の会合を開き、具体的な対応策を検… Read More
地盤かさ上げに津波堆積土を再生/新日鉄と新日鉄エンジ
新日本製鉄、新日鉄エンジニアリングは、東日本大震災の津波で陸上に大量に打ち上げられ堆積した津波堆積土を改質して地盤かさ上げ材として再生することに成功した。実際に、国土交通省の仙台港岸壁災害復旧工事の路床材として試験活用した。 2011年9月に仙台市宮城野区で改質試験を実施、この試験で改質した津波堆積土140tが試験活用されている=写真。 がれきなどが混ざった軟弱な泥土である津波堆積土に製鉄工程の副産物である鉄鋼スラグからなる『カルシア改質材… Read More
仙台空港に大型コンセッション初導入か/本格復興へ民間活力東日本大震災で被災した仙台空港を、民間の力で活性化させようという動きが表面化してきた。宮城県は、改正PFI法に盛り込まれたコンセッション(公共施設等運営権)を導入し、民間ノウハウで戦略的な空港経営を実現したい考えだ。空港周辺の地域開発も進め、国内外からの集客や雇用創出、地域活性化と本格復興を目指す。コンセッションは当初、関西国際空港と大阪空港の経営統合に導入されると目されていたが、仙台空港の方が先に動き出しそうだ。
昨年12月12日、宮城県の村… Read More
竹中工務店が福島で除染技術の実証試験
試験の様子
竹中工務店は22日、福島県除染技術実証事業に応募した除染技術の実証試験を福島市内の同社福島営業所敷地内で行った=写真。 福島県は、今後県内各地で本格的に進められる除染活動の促進を目的に除染技術を公募し、20者を選定。同社は、屋根・屋上・壁面・床面などの構造物の除染技術でそのうちの1者に選ばれた。 実証試験では、粒径1-1・5mmの鉄球を高速で打ち付け表層を削り取るショットブラストと、工業用ダイヤを高速回転させて表層を研削する研… Read More
復旧から復興へ前進の1年へ/東北各県の2012年展望未曾有の大災害からの復旧・復興に向けて国は2011年度第3次補正予算と12年度当初予算案を合わせ約19兆円の事業費を計上。復興特区の申請手続きも始まる。東日本大震災の被災地は復旧から復興へと力強く歩み出している。特に大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県を中心に東北6県の2012年を展望する。
◆岩手県/直轄事業でけん引 昨年12月26日に大槌町の復興計画が町議会で議決され、津波被害を受けた沿岸5市4町3村すべての復興計画が出そろった。災害査… Read More
0 コメント :
コメントを投稿